牛タンはカロリーのほぼ75%が脂肪に由来しているという、脂肪含量の非常に高い食べ物となっています。カロリーは高めとはいえ、カルビやロースなどの、100g約500カロリーある正肉に比べるとカロリーは低めです。牛タンに多く含まれる栄養素は、たんぱく質と脂質、それからビタミンB12、ビタミンB2やナイアシンです。特にビタミンB2とナイアシンは他の牛肉の部位と比べ、非常に含有量が多いといわれています。この「ビタミンB2」と「ナイアシン」という2つの栄養素は脂質をエネルギーに変換してくれる働きを持っているので、脂質を多めに摂取しても他の肉に比べて、脂質が身体につきにくいというのが牛タンの特徴といえます。また動脈硬化や脳卒中に予防効果のあるビタミンB12もたくさん含まれているため、これらの予防にも繋がるのです。
